統合失調症 ポジティブ情報局 ~当事者の視点から~

統合失調症は治らない病です。しかし希望を持つことはできます。当事者が統合失調症について情報発信していきます。

「人生は物語だ」はうつ病を招く危険な思想

 

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「人生は物語だ!」

 

といってる若いブロガーさんを見たことがあります。

そりゃ、ブログで語るなら、物語があったほうが良いかもしれませんが、人間ってそんな簡単にストーリーにできるようなものではないと個人的に思います。シンプル化して物語にして伝えよう!という意気込みはわかるのですが、止めたほうが良いんじゃないかなって。

 

 

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精神疾患の人はみんな物語を語るよ

 

私は精神科に入院したことや障害者施設に通っていたこともあり、メンタルな疾患を持っている友人・知人はとても多いのです。暇だった頃は、彼ら、彼女らといろいろなおしゃべりをしました。

 

仲良くなるにつけ気がつくのですが、精神科に通っている人は、「自分を物語化」することに非常に長けているのです。なんかですね、悪い言い方をすると、語り慣れているといいますか。いつもその話色んな人にしてるんだろうな~っていう話慣れた物語感があるんです。

 

語り尽くされる物語

 

たとえば、

 

・親が自殺したことで精神のバランスを崩して

・信頼していた知り合いにレイプされて

・家族がエホバの証人の信者だったことがトラウマで

・学校でいじめられたので芸能人になって見返そうと思ったけど、痛めつけられて

 

などなど、仲良くなるとみんなヘビーな物語を語ってくれるんです。それが悪いとか聞きたくないと言ってるわけではないんですけど、テープレコーダーのようにみんな自分の物語を語り、そして繰り返し、とらわれている。おそらく、病院でも同じ話をしてるんでしょうし、だからこそウツなどの病名がつくんだと思います。

 

人生に物語って必要?

 

でも私、これって違うんじゃないかなって思うんです。人生は多重奏になってると思うんですよね。たとえば、私一人に関してみても、お客さんとの間のストーリー、パートナーとのストーリー、親子のストーリー、ペットとのストーリー、そして自分自身とのストーリーと、物語は多重構造になってると思うんです。

 

ウツの人って、みんな繰り返し同じ物語を語るんですよ。物語に過剰に囚われてるんです。そして、人の話を聞いても、なんとかして物語に押し込めようとする。私もよく言われるんです。パートナーにDVされてるから助けたいって。でもそれは、ある一面から見たらDVかもしれませんが、他の一面から見たら、二人で貧困から抜け出そうと必死に共闘している姿でもある場合があって。

 

まあ、私のことは良いんですけど、うつの人は深い悲しみの物語にとらわれています。でも、自分を縛る物語から開放される時、深い悲しみも少し癒えるのではないかと思っています。

 

ユングフロイトの罪

 

トラウマやコンプレックスって、ユングフロイト心理学のネガティブな一面だと思いますね。なんでもかんでも幼少期のせい、なんでもかんでも、いじめのせい、何でもかんでも、他人のせい。

 

それなら、アドラーを読んだほうが、まだ精神的に楽になれるような気がします。

 

うつ病はとても大変な病。でも、考え方で心が軽くなることも。私も物語から解放され、自由に生きたいですね。物語があるということは、抑圧があるということですから。

 

この漫画がマジでおすすめ

 

物語にとらわれている人に、抑圧にとらわれないことの魅力を描いた漫画をおすすめします。それが、「恋したがりのブルー」という漫画で、イケメンもチャラ男も美少女も、みんな主人公の平凡な少女・蒼ちゃんに夢中になる。それは蒼ちゃんが抑圧から解放されているから。とってもおすすめです。

 

 

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